バスの中で見た、いまどきイケメンの優しさに感激!


先日、私がバスに乗っていた時のことです。

一番前の席に、70代くらいの女性が一人で座っていました。
女性は、窓の外を不安げにきょろきょろと眺めていたのですが、降りる駅がどの辺りかわからなかったらしく、運転手さんに「○○駅はまだ先ですか」と尋ねたのです。
若い運転手さんは、前を向いたまま小さな声で、ぼそぼそと何かつぶやきました。
しかし、女性の質問に答えたのか、それとも独り言なのか、後ろにいる私にすら、何を言っているのか全く聞こえません。
女性はとまどった表情になりましたが、聞き返すことはせず、黙り込んでしまいました。
私が、どうしよう…と迷っていると、女性の2つ後ろの席にいた大学生らしい爽やかな青年がさっと立ち上がり、運転手さんのところまで行って、「○○駅はまだ先ですか。」と大きな声で聞き直したのです。
車内はシンとなり、全員が彼に注目しました。
驚いた運転手さんは、青年の方を向いて「2つ先です。」と慌てて答えました。
青年は女性の席に行き、「おばあちゃん、聞こえた?2つ先やで。」と笑顔で言い、女性もホッとした顔でお礼を言いました。
その後、2つ先の駅に止まると、青年はすぐさま女性に「この駅やで。大丈夫か?降りれる?」と席から立って女性の背中を手で支え、バスから降ろしてあげたのです。
「気ぃつけや。」と声までかけて!
女性もニッコリ笑って「ありがとうね。」と言い、バスを降りました。

運転手さんは気まずそうな顔をしていました。
とはいえ、見ているだけで何もしなかった私自身もかなり恥ずかしかったのですが、車内はなんとも温かい雰囲気に包まれました。
青年は、その次の駅で降りて行きました。

私の後ろに立っていた中学生らしき女の子の2人組は、「やばい、かっこいい…」と言い、去っていく青年の後ろ姿を見て盛り上がっていました。

小さな親切かもしれませんが、これってなかなかできないことだと思います。
見た目はいまどきのイケメンでしたが、あんな思いやりのある子もいるんだなぁと、ホントに感動してしまいました。

まるで自分が親切にされたように嬉しくなってしまい、その日は1日中、ハッピーな気持ちで過ごせました。